no2

「ドマゲッティへ行かなくちゃ」
2005/03/22 セブ(マクタン)晴れ 気温30度




今日も半日移動に時間を費やす事に成っているので、朝5時半に朝食を摂りにレストランへ行く
と早い人は既に食べている。

ニワトリの様な人には流石にチキンヘッドも敵わないと思いながら、今朝はちゃんとバイキングを
食べても良いか確認してから、お皿に好きな物を載せていった。
トーストx2枚 このトーストの食パンはフィリピンサイズなの?日本で見る食パンの 5分の3程の
サイズなので、2枚は食べないと足らないくらい。

ベーコンはカリカリに焼いて有って美味しそう、しかしこれが喉の渇きを誘ってくれる とは食べる
まで分からなかった。
かなり塩味が効いていて、水を随分飲んだけど後から後から、喉が渇いてしまった。
考えて見れば塩漬けの肉なんだから当たり前なんだけど、健康ブームで減塩志向の日本人には
塩辛過ぎたって事やね。

目玉焼きが食べたいんだけど、ガスコンロの火は落ちたままで、玉子焼きの係りがまだ来ていない
ので、注文も出来ない。
朝が早いんだから仕方が無いけど寂しい。

妻がよそってきた「ぞうすい」か「お粥」が美味しそうで、横から一口貰って見たら見た目だけでな
くて、本当に美味しい。
直ぐに席を立って自分の分をよそってくる、勿論妻がよそってきたより多かったのは間違いなく、
結構な食欲に自分でも驚きながらも、完食。

息子は我が家で好きな物なら驚くほどの食欲を見せるが、こうゆう出先では何処へ出かけても全
く食欲が無い。
トースト2枚とあと少しなんかを食べていたけど、それじゃぁ 持たないでしょ?

7時にホテルでピックアップしてもらいセブ港へ向かうんだけど、ちょっと遅刻してしまった。
車にはパシフィック セブ ダイバーズ[以下PCD]のドマゲッティ事務所担当の日本人スタッフ
「ゆま」さんとこれから3日間ガイドを務めてくれる「ポーちゃん」が乗っていて、他は我が家の3人
のみ。
説明によるとこの先3日間のダイブは他に客が居ないらしく、 貸切なんだそうだ。

昨晩の部屋のベットはスプリングの無いふわふわのスポンジマットで腰が沈んで
仕舞ってかなり寝辛かった、お陰でちょっと睡眠不足だわ。

マクタンにあるパシフィック セブ リゾート ホテルからセブ港までは30分ほどの道のりらしいが、
ホテルのゲートを出た途端に、妻と息子から驚きの声が連続する事になる。

道路は狭く、乗用車、トラック、ジプニー、軽トラックの荷台を改造して座席を取り付けたタクシー、
90ccか125cc程のバイクにサイドカーを付けたパタパタ、これはトライシクルとも呼ばれるらし
いがパタパタの方が似合ってる気がする。
まだその他に、大型のバスやトラック、牛やヤギ、人間、動く物なら何でも道路を走ったり歩いたり
しているんだけど、秩序と言う物が感じられない。
不思議とぶつからないので、彼等には彼等なりのルールが有るんだろうと思ってゆまさんに聞い
て見ると、結構そこらじゅうで事故を起こしているらしい。
右側通行でその下が一応アスファルト舗装、直ぐ右側は土の地面に成っていて歩きの人 間、そ
の右側はパラパラと家が有るが途切れると其処は空き地に成ってるが、そこはゴミ捨て場の様に
ゴミが一杯捨ててあったりする。
そんな空き地のちょっとした緑には、杭に繋がれた牛やヤギが草を食べたりしているが、以上の
事が一度に目に飛び込んでくるんだから、驚きの声はなかなか止まらない。
しかし、あんまり驚いて居ると不思議に笑えてきたりするもんなのか?いつの間にか笑いに変わ
っていた。

セブからドマゲッティまでの移動は「車と船を乗り継いで」って旅行社の案内に書いてあったが、
セブ島を車で南下して南の端リロアンまで行き、そこから目の前の島ネグロス島へ船で渡るの
かと思っていたが、セブ港から高速船利用でドマゲッティ港まで行き、そこからホテルまでの移
動が車になるらしい。船の中なら寝られそうなので、随分と気が楽になった。

スーパーキャットと言う高速船は、「SUPER CAT」のスペルになるが、CATは猫では無く「双胴
船」の事でカタマランの総称なんです、ちょっとまめ知識を出してしまった。

           
               ↑ スーパーキャット9 大型で快適

AM8時出港の高速船の名に恥じない速度で航行出来るこの船は、確かに30ノットを越える速度で
航行していた。
キャビンではエアコンが良く効いていて、暑い外から来た物には最初はありがたい物だったけど、30分も
すると冷え過ぎてきて一枚ウインドブレーカーを着込んだ。
全ての窓は濃いスモークウインドゥに成っていて、外からの強い光を遮って居るから水平線から上は曇り
空のように見えるが、海面ではキラキラ波が光って見えるから、本当は晴れて居るに違いない。

ボホールの港経由でドマゲッティの港へ向かうこの移動には3時間半程の時間が必要だけど、大型スク
リーン(プラズマか液晶TV)では新作のDVDムービーを上映してくれるので、英語が解かれば退屈はしな
いみたい、3歳児の英語が解からない私でもじっと見て居るとなんとなくストーリーが解かって結構楽しめた
のは不思議だった。

船は途中ボホール島の港へ寄港してドマゲッティへ到着する。
おおよそ3時間半の間キャビン内で過ごすが、前席の小さな女の子がしきりに後を向いて此方の気を引こ
うとしていて、しぐさが結構可愛い。
「ハゥ オールド アァ ユゥ」って聞いたら、「スリィー」って答えたので「リアリィ〜?」 って聞いたら小さく頷い
て見せた。

                      
                         ↑ 名前が分からずじまいの女の子

きっともう直ぐ4歳に成るんだろうけど、愛くるしい顔立ちで憎めない。
妻が折り紙で鶴なんかを作って「プレゼント」って渡すと、少し離れた座席に座った母親に「マァーム」って
大きな声で呼びかけて、貰ったばかりの鶴を頭の上に掲げて見せていた。
名前を聞いたんだけど、発音が難しくて結局分からず仕舞い。「マリア」じゃないのは確かなんだけど。

3時間半の間強烈に冷えた体は、ドマゲッティの外気温に一気に悲鳴を上げて、額から玉の汗が噴出し
てしまい、船から迎えの車まで100mほどを歩いただけで、一日分くたびれて締まったような気がした。

ホテルにはダイビングサービスが併設されていて、車からの荷物も全てポーターがその事務所前まで運んで
くれる。
到着後1時間を置いて直ぐに1ダイブ目が有るので、今朝の出発時から水着を着て居たんだけど、着替
えの時間ぐらいは有りそうだから、そんな指示は無くても良かった ような気がしてなら無い。
昼食にはお弁当が用意されていたが、味付けがフィリピーナでなかなか喉を通らない、ミネラルウォーター
でちょっと強引に流し込んでいたけど、好き嫌いの多い息子は少し箸を付けただけで「ご馳走様」。

この後、22日のダイビング編に続く・・・



前のページへ TOPページへ 次のページへ