2001年4月10日(火) 若狭湾 マイボートでマダイ 

[釣行日]4月10日(水曜日)
[天候]晴れ 花ぐもり?
[風]北西〜北 弱く
[海況]べた凪
[釣り方] 完全ふかせ
[道具] リール:ダイワエンブレム5000又は5500(スピニング)
      ロッド:ズズミ シーバスロッド8フィート
          ケンクラフト シーバスロッド 9フィート
道糸:ナイロン6号(10mごと色分)300m

[仕掛け] 5号フロロカーボンはりす×4〜6ヒロ 11号ふかせ真鯛針
      えだす5号フロロカーボン 矢引 11号ふかせ真鯛針
      基本的に錘は使いません(サルカンのみ)

[餌] オキアミ2Lサイズ
[対象魚] 真鯛 その他釣れた時次第
[釣果] 花鯛20cmX1匹 真鯛20cmX1匹

今日の釣行は一人ぼっちかな?と思っていたら、前日に
白石君から電話が入り、「一緒に行きましょう」と嬉しいお言葉。
彼は前の日曜日に鯵狙いで出船するが、全く釣果無しと教えてくれていたので、
釣り物を何にするかで、ご相談。
全く釣れてない鯵狙いより、全く釣れてない真鯛狙いの方が、”もし”と云うとき
嬉しいだろうと、訳の分からない説得をうけ、真鯛に決定。

待ち合わせ場所には彼はもう来ていて、少し待たせてしまった様子。>反省

出船準備をして、ポイント目指して一直線。
まだ誰も真鯛狙いで来ていないので、その礁の何処で釣るのか?
潮の向きは?何も分からないままアンカーを一度落としてみる。
船が落ち着いた所で、オキアミを海中に投げ込んで、流れていく方向を
確認。
ずっと眠っていたカンピューターは、即座に仕事を始めてもう少し西へ
アンカーを打ち直せという結果を出す。
アンカーを打ちかえて、ロッド&仕掛けを準備して、直ぐに仕掛けを投入。

「完全ふかせ」は、「潮の流れに身を任せ」なので、行き先を確認すると
カンピューターの指示どうりで、OK。
30m、40mと道糸が沈んでいくにしたがい、方向が変ってくる。
???・・・表層の潮とそこの潮は流れが違ってる。
表層は東へ(やや南よりなんだけど)流れているのに、底では南西方向へ行っている。

80m道糸を流して付け餌を確認すると、全く餌はそのまんま。
餌取も居ないのか?

潮の流れを読み違えていたので、再びアンカーを打ちかえて、仕切りなおし。

先ほどは80mで、餌は全くかじられなかったので、もう少し余分に流してみる。
110m道糸を出したところで、付けえさ確認。
スパッとカッターナイフで切ったように、半分無くなって上がってきた。
これって真鯛のかじり方なんじゃない。
直ぐに近くに浮んでいる白石君に電話。「餌がかじられて、ナイフで切ったような感じで、
残って来たよ」と告げると、「それって、真鯛なんじゃない」と、景気のいい話し。

私自身も間違いないだろうと考えて、自然に気合が入る。
何回目かの投入で、40m道糸が出た時に、弱弱しいながらもスピニングリールの
スプールから糸がシュルシュルと出て行く。
まだ80mの余裕を見ていたので、ちょっと慌てて竿まで駆け寄り、大きく合わせを入
れてやると、クンクンと弱いながらも魚の反応。>嬉しい
何の苦もなく巻き取って、見えてきたのは「てぇ」!
何だかちょっと色が違う気もするが、ハリスを掴んで船上へ。
アりゃ?はな鯛じゃないか?
まあ、ボウズ覚悟だったし、交通事故、いや宝くじに当たったようなもので、
魚が釣れたから、良しとして置こう。>既に12時40分

携帯電話が鳴って、「何が釣れたの?」と白石君。
小さな花鯛だったこと、棚がめちゃくちゃだった事を伝えて、
「頑張ってね」と励ましておく、この時点では、まだ彼はボウズだったのでした。

それから数回流してもあたりも何にもなし。
投入、巻上げを繰り返していると、何だか魚の反応が?
確かにクンクンと竿がしなる。
釣れてるジャン。
本人に全く自覚無しなので、嬉しくない。
今度は先ほどの花鯛と同じくらいのサイズの、真鯛。
「これが例の、”ベルデサイズ”といわれる物かな?」なんて、
1人でブツブツ。>ベルデさん失礼しました。

白石君の車でやって来ている今日は、彼の予定に合わせて、はや上がりの
はずだったので、2時40分に彼に電話。
「5時に自宅に帰るんなら、もうそろそろ上がらなきゃ」と言うと、
「釣れないので、悔しいからもう少しやっていく」と。
「え?・・・だって、そのつもりで・・・・・、餌がもう無いよ」と私。
「じゃあ帰りましょうか」と彼が言い、アンカーを揚げる。

帰りの車中は、今日の釣りの事で花が咲き、あっという間に帰宅。

海上から見える山々には、山桜が咲き、すっかり春の装いなんだけど、
ちょっと標高の有る山には、まだ雪が残っていて、海の中はまだ冬って言うのを、
教えてくれて居ます。
「釣れてるぞ」と云う情報を聞いてから、釣行するのは簡単だけど、
「釣れたぞ」って、人に情報を流すのは、本当に難しいんです。
そんなことを考えながら、また来週も釣れない真鯛を狙って、
行ってしまうんでしょう。>また貧果に終わるのかなあ?寂しい